面接や説明会で寄せられた採用にまつわる、よくある質問をまとめています。企業選びの参考にしてください。(データは2015年のものです)
- 異業種からチャレンジしたい、あるいは実務未経験なのですが、ついていけますか?
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本人のやる気と素養があれば、チャンスあり。
誰もが最初は未経験です。
当社ではいわゆる元ニートや元漁師などであっても採用された実績がありますので、懐の広さについてはご安心下さい。実務未経験でも、本人のやる気と素養さえあれば、OJTを通じて第一線で活躍できるチャンスが大いにあります。ただし、現時点で全く知識がない(独力で知識を身に着ける気がない)人は厳しいでしょうから、まずは独学でも結構ですのでプログラミングやサーバ管理などの勉強をして、当社にアピールできるような深い知識を何か一つ見つけてください。
なお、当社では趣味を仕事にするのが最も好ましいと考えていますので、実務未経験でも学生時代から趣味で個人的にプログラミングをしている人などは大歓迎です。
- コミュニケーション能力に不安があるのですが
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当社はコミュニケーション能力を重視しません。
日本の会社は基本的に新卒の学生に対して「ゼネラリスト採用」という採用方針を取っています。
ゼネラリスト採用とは「新卒の時点では将来どのような職務が適正な人間になるか分からないから、とりあえず平均的に能力が高い人間を採用しよう」という考え方で、この際に最も重視されるのが学歴とコミュニケーション能力とされています。
コミュニケーション能力が高ければある特定の職務でうまくいかずに他の部署に移ったとしてもそこの職場に順応できる可能性は高いですし、顧客や同僚とも円滑な仕事ができるというメリットがあり、終身雇用が前提の日本企業においてはそれはそれで合理的な考えであると言えます。しかし、当社ではこの採用方針に疑問を持っています。
と言うのも、コミュニケーション能力を重視した結果、多くのIT企業(主にシステムインテグレータ業)では文系の学生ばかりを採用することとなり、本来開発エンジニアに求められるはずの能力が軽視されて来たからです。
また、そういった会社ではプログラミングに関する研修を半年程度受けただけの人材が大手を振って「システムエンジニア」としてコンサルティングを行っているのが実情ですが、本来は顧客に対して最適なシステムの提案を行うためには、プログラム開発による十分な実務経験と深く広い知識(多くの引き出し)が必要なはずなのです。
しかし日本企業はそれらを軽視し続けてきた結果、世の中にあふれるシステムのほとんどは、我々から見ると非常に質の低い提案や開発しかできなくなり、世界的な競争力が失われてしまったように思います。もちろんそれで良いシステムを継続的に生み出せている会社もあるのですが、当社が求める「世の中に最高のシステムを提供したい」という想いを追求した結果、当社ではコミュニケーション能力よりもエンジニアとしての適性能力・合理的判断力を重視する「スペシャリスト採用」という採用方針を取ることとなりました。
当社では社内で開発を完遂しますので、開発メンバーは相互に助け合って開発を行います。
言ってみれば最低限あいさつさえ出来れば、当社で仕事をこなすうちにコミュニケーション能力は鍛えられるのです。
世の中のほとんどの企業がコミュニケーション能力を重視する中、実力を持っているのに悔しい思いをした方がいらっしゃったら、ぜひ当社の門戸を叩いてみてください。 - 選考方式を教えて下さい
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「センス」「やる気」「将来性」を重視します。
一般的に、以下の様なステップとなります。
他社とは違う独自の選考方式で、本人の「センス」「やる気」「将来性」を元に評価します。書類選考:ご自身で作成したサイトやソフトのソースファイルなどがあれば非常に参考になります
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1次選考 [面接・筆記試験]:一般教養と、専門技術の基礎理解力・アンテナ力を見ます
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2次選考 [面接・課題試験]:このステップは省略されることもありますが、1次選考だけでは判断が難しい場合に、現場責任者が面接を行ったり、簡単なプログラム課題を出してご自宅等で解いてもらうことがありますその他、アルバイトや契約社員から正社員に登用された事例も数多くありますので、自信がない場合はアルバイトからのご応募でも結構です。ぜひ一度ご検討ください。
- 持っておくと良い資格はありますか?
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従業員の最多取得資格は「応用情報技術者」。
当社では、最先端の技術を利用したり情報系大学院卒のお客様と高度な専門用語を用いた打ち合わせを行うことも多いため、将来的には深く幅広い知識が求められます。
そのため共通認識や用語の統一と言う意味でも各種資格の取得を推奨しており、毎月資格手当が支給される制度があります。資格手当は最大3つまで組み合わせて半永続的に支給する仕組みになっており多くの社員が定期的に資格を取得しています。(詳細は資格手当についての詳細をご覧ください)参考までに当社で最も保有している人数が多いのは「応用情報技術者」の資格で、次いで「基本情報技術者」「情報セキュリティスペシャリスト」「ネットワークスペシャリスト」「簿記3級」などが続きます。
その他、業務でOfficeソフトやAmazon Web Service(AWS)を使うことも多いため、MOS(Microsoft Office Specialist)やAWS認定資格などを持っておくと、なお効率的に仕事が出来ることでしょう。 - 業界的に30歳や35歳になると厳しくなるのでしょうか?
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いつまでも成長し続ける姿勢が重要。
この業界では、まことしやかに「30歳定年説」あるいは「35歳定年説」というものが存在すると言われています。
たしかに同じ仕事ばかりをして本人が成長しないままであって、同じ能力の若い人がいるとしたら、会社側としても成長性を見込んで若い人を重用することが多いと思います。
しかし、何年も自己研鑚を積まずに若手の頃と同じ能力のままでいたら出世できないというのはこの業界だけに限った話ではありません。むしろ当社では、自身が頑張れば頑張るほど、ダイレクトに恩恵を受けられる評価制度を用意していますし、年齢や能力に従って、どんどん大きなポジションの仕事を任せられるようなキャリアプランを用意していますので、いつまでも成長する気持ちを忘れずに、新しい技術や知識の習得に励んでもらえれば、年齢は関係なく第一線で活躍できるものと思います。
- どのような知識・経験が求められますか?
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求めるのは、これまで独りで追い求めたことの結果。
学校や参考書で覚えた知識だけではなく、自分の力でどこまで深く掘り下げられたかを重視しています。
以下は一例ですが、例えば以下のような知識や経験があると、当社では大きく評価されます。- ・オープンソースソフトウェアのカンファレンスや勉強会などに参加したことがある
- ・Qiitaなどにおいて、積極的に情報を収集・発信している
- ・GitHub などにおいて、pull request が受け入れられたことがある
- ・Code Golf や AtCoder等のプログラミングコンテストや、Security Camp、ハッカソンなどの大会に参加したことがある
- ・困ったときや分からないときは kernel のソースコードを調べたり、海外のフォーラムで質問をしている
- ・自作ソフトやライブラリなどをインターネット上で公開している
- ・VPS やクラウドサーバまたは自宅サーバを運用し、何らかのサービスを公開している
- ・脆弱性情報データベース(CVE)をこまめにチェックして対策している
- ・ライブラリを使用せずに高度なソフトウェアを作成したことがある
- ・アルゴリズムの見直しにより、10000倍以上の高速化を実現したことがある
- ・ソートの手法(アルゴリズム)を4種類以上実装できる
- ・きれいなソースコードを書くのには自信がある
- ・開発速度や仕様理解力には自信がある